はじめに
この記事では、大学生の私が第二種電気工事士に合格するまでの勉強法や試験の難易度、実際の試験の様子について詳しく解説します。
これから受験する方の参考になれば幸いです。
取得するきっかけ
第二種電気工事士の免許があれば、自宅のコンセントや照明器具の交換や工事を行うことができます。
電気電子系の学科に通っており、電気回路の知識がある程度あったことと、自分で自宅の電気工事を行えた方が業者に頼むよりも費用が安くなり、便利だと思ったことが取得するきっかけになりました。
勉強期間
学科試験は、試験の約1か月前から本格的に勉強を始め、平均すると1日1時間以上は勉強しました。
技能試験は、試験の約2週間前から候補問題の練習を始めました。
私は試験の約2週間前から技能試験の対策を始めましたが、対策動画を見ながら作業すると思ったよりも時間がかかったため、早めに練習を始めることをおすすめします。
使った参考書
学科試験の対策に使った参考書は、以下の2つの参考書になります。
- ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 学科試験すい~っと合格
- すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし~第2種電気工事士 学科過去問

はじめは「学科試験すい~っと合格」で分野ごとに説明を読んでから問題を解き、間違った問題は、説明の部分に戻って内容を理解することですべて解けるようになるまで繰り返しました。
この参考書は、分野別に対応する問題が書いてあったので、問題と説明の行き来がしやすくて使いやすかったです。
直前の1~2週間は、「すい~っと合格赤のハンディ」を使って、できるだけ多くの問題を解きながら、過去問を2年分解きました。
学科試験について
学科試験の対策
私は電気電子系の学科に通っていて、理論の分野は、もともと学んでいた知識があったため、ほとんど参考書を読まずに解くことができました。
理論以外の分野については知識がゼロの状態だったため、まずは参考書を一通り読み、基本を理解した上で問題演習を行いました。
学科試験では、ケーブルの長さや太さ、器具など覚えることが多いため、理解に時間をかけるよりも、早めに過去問を解きながら覚える方が効率的です。
内容の理解度が7割ぐらいになったらどんどん過去問を解いていくことをおすすめします。
学科試験の感想
学科試験は2時間あり、1時間で途中退出可能になります。
見直しをする時間を含めても1時間で解き終わったので、途中で退出しました。
退出が可能になったタイミングで退出している人が多かったので、時間は余裕をもって問題に取り組みことができると思います。
技能試験について
技能試験の対策
技能試験は、ホーザンの工具セットと1回分の練習用部材を購入して、対策はホーザンの対策動画やハンドブックを使用しました。

候補問題は全て解いた後、特に時間が足りなかった問題や不安が残った問題を、余った部材を使って重点的に練習しました。1回分では少し不安な部分があったので、心配な方は2回分を選ぶと安心だと思います。
また、作品を他人に見てもらう機会がなかったので、欠陥の判断基準や欠陥事例は注意して確認していました。
持ち物
会場には以下の物を持参しました。
- 受験票
- 筆記用具
- 工具
- 時計
- 絆創膏
- マスキングテープ
マスキングテープは布尺を机に張り付けるために使いましたが、なくても大丈夫だと思います。
圧着ペンチでとめる際に、ホーザンの合格クリップを使用しました。合格クリップは外し忘れると不合格になるため注意してください。
技能試験の感想
技能試験の制限時間は40分と短いため、問題によっては時間ギリギリになることがあります。実際の試験でも、時間が足りずに作業が終わらなかった人を見かけました。
また、本番では器具間の寸法を切り間違えて示されていた寸法の半分くらいになってしまいましたが合格したので、寸法は厳密に測りすぎる必要はないです。
おわりに
この記事では、実際に第二種電気工事士を受験し、合格するまでの勉強期間や対策について解説しました。
第二種電気工事士は、工具や練習用部材を購入するとお金がかかりますが、対策をすれば独学でも合格できる試験です。
興味を持った方はぜひ受験してみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。